アウトドアブランドのモンベルからステンレスメッシュ素材を使用したキャップが販売されているのをご存知だろうか。「ポリエステル・メッシュ地にステンレス・スパッタリング加工を施した特殊な生地を使用」とある。ステンレスは電磁波シールドにも使われることのある合金で実際にググってみると国立研究開発法人 科学技術振興機構の「電磁波シールド材としてのステンレス/ポリエステル混織物の評価」というレポートがあり、それを読むと実際に効果があったとの記述があった。
電磁波シールド
簡易型電波暗室の自作に挑戦してみた
電波暗室とは電磁波の影響を受けない空間のことで、企業や研究機関が電子機器や通信機器の実験などをする際に使用する。
電波暗室は外部からの電磁波の影響を受けない、且つ外部にも電磁波を漏らさないことが必要となる。
今回は電磁波シールドメッシュを使って、簡易型のミニ電波暗室を自作してみることにした。
電子レンジ前面窓からの電磁波シールドに挑戦しました
以前、電子レンジからの漏洩電磁波を徹底的に調べた結果、前面からの漏洩電磁波が最も高いことが判明した。
前回記事:電子レンジの漏洩電磁波の測定結果から危険な位置が判明
そこで今回は電子レンジの前面窓からの電磁波シールドに挑戦したのだが、意外な結果となった。
帽子の中にアルミホイルを入れれば電磁波の影響を減らすことができるのかを検証
アルミ箔は高周波の電磁波をシールドすることが出来るので、簡易的な電磁波シールドであれば調理用のアルミホイルで代用することが出来る。
そこで、今回は帽子の中にアルミホイルを装着することで電磁波の影響をどれぐらい減らすことができるのかを検証してみよう。
導電塗料の電磁波シールド性能の実力を検証しました
導電塗料とは金属の微粉末を溶剤に溶かした塗料で、塗布した面には電気が流れるようになります。塗装するだけで金属で皮膜したような状態になるので高周波電磁波をシールドすることが可能になります。
用いられる金属粉は銀や銅やニッケルなどがありますが、今回は予算の都合で比較的安価なカーボンブラックの微粉末を溶かした塗料のドータイトXC-12という導電塗料で電磁波シールドの実力を検証したいと思います。
電磁波吸収サボテンは本当に電磁波を食べてくれるのかを検証
何年も前から気になっていたのだが、電磁波吸収サボテンなるトンデモ植物がネットで売られている。
楽天市場でも「電磁波吸収サボテン」で検索すれば80件以上も出てくるので、長年に渡って売れ続けているのかも知れない。
景品表示法に引っかからずにいまだに普通に売っているのだから、ここは我ら電磁波測定隊が徹底的に調べ上げてみようではないか。
電磁波シールド材の性能を最も発揮させる対策方法とは
電磁波シールド材の性能を最も発揮させる対策方法を検証しました。テスト用の電磁波シールド材には柔軟性があり、被せた状態でも透視性に優れているということでメッシュ状の生地の電磁波シールドメッシュを採用しました。電磁波測定器は最新型のトリフィールドメーターTF2を使用。敷く、被せる、垂らす、包む等、最も効率的に電磁波をシールドする対策方法とは。