ミニホットカーペット(座布団サイズ)の電磁波を測定しました

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電気代が気になる昨今、この冬はパーソナル暖房で凌ごうと工夫を重ねている。
オフィスでは足元にはひざ掛けを使っているが、やはりお尻が寒い。
メッシュ生地のチェアーなので夏は良いが、冬はお尻がスースーするのだ。
そこでこの冬の対策として45×45cmの電気マットを椅子に敷くことにした。

今回調べるミニホットカーペットは「山善 ミニマット YMM-W451T」
数年前の物で最新は「山善 ミニマット  YMM-W45BTH」になっているようだ。
消費電力は36Wの記載があるので1時間使って約1円という激安暖房だ。
電気代の計算はこちらで確認

しかし気になるのは電磁波の影響だ。
電気が流れる部分には必ず電磁波は発生してしまう。それでは測定しましょう。

使用する電磁波測定器

トリフィールドメーターTF2を使用します。
トリフィールドメーターTF2

ホットカーペットから出る電磁波は50~60Hzの低周波なので測定器のレンジは60Hzの電磁波を測定するStandardモードのMAG(磁場)とELEC(電場)に設定します。
トリフィールドメーターTF2のレビュー記事はこちら

測定します

以下の4パターンをそれぞれの電磁波(磁場と電場)を調べました。温度調整は弱と強の2種類があるので両方調べました。
数値を確認せずに結果までジャンプ

1.コンセントを抜いた状態
2.コンセントを差してスイッチオフ
3.温度調整:弱
4.温度調整:強

1.コンセントを抜いた状態

MAG(磁場)0.2mG

ELEC(電場)4V/m

2.コンセントを挿してスイッチオフ

磁場は0.2mGのままで変わりませんでしたが、電場はコンセントを差しただけで4V/mから10V/mに上がりました。

MAG(磁場)0.2mG

ELEC(電場)10V/m

3.温度調整:弱

通電させることにより磁場は0.2mG→8.3mG、電場は10V/m→70V/mに跳ね上がりました。

MAG(磁場)8.3mG

ELEC(電場)70V/m

4.温度調整:強

温度調整を「強」にすることにより、もっと数値が上がると思いきやほとんど変わりませんでした。
消費電力は36Wと記載しているのでチェッカーで調べたところ弱も強も36Wで同じでした。恐らくスイッチ部分の抵抗で調整しているからだと思われます。
消費電力が変わらないなら「強」を使ったほうが得なような気もします。←せこい

MAG(磁場)8.8mG

ELEC(電場)71V/m

測定結果

温度調整の弱と強ではほとんど差は見られず、スイッチオンすることにより磁場は約8mG、電場は約70V/mという結果でした。
8mGをどう考えるかは個人差はあるとは思いますが、男子は玉袋が常に8mGにさらされるのはちょっと嫌かも知れません。
携帯電話から発せられる高周波が男性の不妊症に関係があるかもしれないという論文があるそうですが、今回の調査では低周波電磁波なので何とも言えません。
「低周波 精子」で検索すればマウスを使った研究もあるようなので興味のある方はググってみてください。

  磁場 電場
コンセントを抜いた状態 0.2mG 4V/m
コンセントを差してスイッチオフ 0.2mG 10V/m
温度調整:弱 8.3mG 70V/m
温度調整:強 8.8mG 71V/m

電磁波対策を考えた電気マットの上手な使い方

今回は電気マットを座布団代わりに椅子に敷く場合の電磁波測定をしましたが、足をのせる場合と違い生殖器に密着するのは気になりました。
電磁波が気になる方は温度調整を「強」にしておいて(今回測定したマットは「強」にしても消費電力は変わらなかったので)、座る時にスイッチを切るというパターンが良いかなと思いました。お尻が冷たくなってきたら席を立って再度スイッチを入れて、マットが温まるまでストレッチや運動でもすれば(仕事の効率はさておいて)一石二鳥かと。

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