激安スマホを買ったので電磁波を測定してみました

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愛用していたスマホが急死した。(T_T) 縛りが解けるまでの3ヶ月間、中継ぎスマホが必要になったためにやむを得ず5,999円という超激安のSIMフリーのスマートフォンをアマゾンで購入した。これを機会に今回はこの激安スマホを起動してからアプリをダウンロードするまでの電磁波を測定してみました。

その名もDOOGEE X10、中国メーカーの製品なのですが呼び方も分かりません。ドゥーギー? ドゥージー?ドゥオギー? Android 6.0が載っているもののRAMはわずか512MB、ROMは8GBと超貧弱スペック。ここはガジェットレビューの場ではないので、操作感はさて置き、こいつの電磁波を測定してみましょう。

使用する電磁波測定器について

電磁波測定器はマイク波測定器のTM-195を使用します。
TM-195はスマートフォンや携帯電話が通信に利用するマイクロ波に特化した電磁波測定器です。

今回は数値を確認しやすいようにスマホと測定器を横に並べて(並行にして)測定します。
マイクロ波の数値はリアルタイムモードでは目まぐるしく変化するので、AVR(アベレージ)の平均値算出モードにて測定してみます。

激安スマホX10について

DOOGEE X10


ディスプレイ:5インチ、解像度480 x 854 IPS液晶
プロセッサ:MediaTek MT6570 dual-core 1.3 GHz
GPU:ARM Mali-400MP1
RAM:512MB
ストレージ容量:8GB(micro SDカードで最大32GBまで増設可能)
バッテリー容量:3360mAh
※連続待受時間:144時間、連続通話時間:20時間
OS:Android 6.0

電磁波測定結果

電磁波測定器の見方

まずはTM-195の表示画面の見方を説明します。
中心の大きい数字は測定値が表示されます。測定モードは今回はAVG(平均値算出モード)に設定します。測定単位はマイクロ波では電力密度が多く使用されるのでμW/cm2に設定。左下は測定を開始してからの時間が表示されます。

電源投入前

まだ、電波は拾っていませんので0.001μW/cm2

立ち上がり直後

立ち上がり直後のWi-fi電波を捉えた時点で0.207μW/cm2です。

アプリダウンロード中

通信データ量を増やすためにアプリをダウンロードしてみます。ダウンロード中の電磁波は1.795μW/cm2まで上昇。

数値は不定期に変化しますが、ダンロード完了直後に3.521μW/cm2と大きい数値が出てました。

ダウンロード完了

やっとダウンロードが完了して「インストール中」になりました。数値は0.227μW/cm2まで下がりました。経過時間を見て下さい。14分かかってます。電源投入してYahoo!のアプリを入れるだけで14分もかかるのです。低スペックとは言えどもこれは酷いです。

まとめ

スマートフォンはアプリのダウンロード中や動画の視聴中等、データ通信量が多くなる場面では電磁波の強度は高くなります。
待受中はかなり低くなるようですが、アップルのiPhoneは人体から5mm以上して離して携帯するように、また通話中はハンズフリーを利用することも推奨しています。いずれにしても体に密着させるのはリスクが高くなるのでポケットに入れて持ち歩くのはやめて、バッグに入れるのが良いでしょう。
また、アプリを自動更新にしている場合は体に近い状態で勝手にダウンロードされて電磁波が高くなる場合もあるので、アプリ更新は自分のタイミングで手動でするほうが良いかも知れない。

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個別にお返事を差し上げることは出来ませんが、次回の記事の候補とさせていただきます。

    コメント

    1. ピッチ より:

      アプリのダウンロードは要注意なのですね。
      iPadを買ってWifiルーターを設置して
      アプリのダウンロードを夢見ていましたが
      夢から覚めました。
      iPadは、高くなっても自宅の有線を
      利用した方が良さそうです。
      ちなみに、まだスマホは持っていません。

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    macco