低電磁波ドライヤーは本当に低電磁波なのか調べてみた

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洗髪後には必ず利用するヘアドライヤーですが、髪の長い方はかなりの時間を髪を乾かす時間に使うでしょう。我が家では何年か前に在庫処分セールで安く買った低電磁波ドライヤーを使用しておりますが、本当に低電磁波なのか調べてみました。


比較測定したドライヤーたち

BAN-YU 折りたたみ式セラミックドライヤー

今回測定するDY-3600という機種はすでに販売は終了しているようです。5年程前に在庫処分セールで購入したのなので、多分その頃に終了したのだと思います。後継商品も出ているようで「ロウラルージュ」という品名になっていました。

それでは、パッケージに記載の「6.6cmまで頭に近付けても安心の超低電磁波(4ミリガウス以下)」が本当なのかどうかを調べてみたいと思います。

シャープヘアドライヤーED-A10

比較用のために押し入れからひっぱり出しました。この機種は相当古い物で、すでにネットで検索しても出てきません。小型ですが通常のドライヤーと同様、消費電力は1200Wです。比較用のドライヤーなのでこれでご勘弁ください。

使用する電磁波測定器


電磁波測定器は新型トリフィールドメーターTF2を使用します。
関連ページ:NEWトリフィールドメーターTF2のレビュー

測定条件

測定位置は、以下の3パターンでの比較してみます。

1.吹き出し口から5cmの距離で測定

2.吹き出し口から10cmの距離で測定

3.持ち手部分の電磁波

1.吹き出し口から5cmの距離で測定

低電磁波ドライヤーは22.7mGでした。
通常ドライヤーのほうは測定器の最大測定値を超えてしまってエラーになりました。この電磁波測定器の最大レンジは100mGなので100mG以上ということです。

距離5cm:22.7mG(ミリガウス)

距離5cm:100mG(ミリガウス)以上

2.吹き出し口から10cmの距離で測定

低電磁波ドライヤーは9.1mGでした。
通常ドライヤーは30.3mGでした。
確かに通常ドライヤーと比べると3分の1程度ではありますが、パッケージに記載の「6.6cmまで頭に近付けても安心の超低電磁波(4ミリガウス以下)」は誇大広告と言わざるを得ません。
国立癌センターとWHOの共同疫学調査で4ミリガウスを超えると白血病の発症率が2倍になるとの報告があるので、4ミリガウスに囚われすぎて6.6cmと中途半端な距離になったのかも知れませんが、今回の測定ではそれを証明することは出来ませんでした。

距離10cm:9.1mG(ミリガウス)

距離10cm:30.3mG(ミリガウス)

と結論付けようかと思ったのですが、はたと気が付いたのはノズルの存在です。
通常の使用時には皆さんノズルを付けているはずです。ドライヤーの先に取り付ける風を細くして使いやすくするやつです。
ノズルの高さは約5cmあります。これはノズルを付けて「6.6cmまで頭に近付けても安心の超低電磁波(4ミリガウス以下)」に違いないということで再度、ノズルを取り付けて測定開始です。
おしいです。7.3ミリガウスです。ノズルの高さ5cm+6.6cmの距離で吹出し口からは11.6cm離れたことになるので、かなり小さくなりました。

今まで、電磁波測定器の測定モードは人体への影響に重点を置いた周波数加重モードで測定していました。
この電磁波測定器は周波数60Hzに固定したStandardモードでも測定することが出来、周波数加重モードのほうが若干高い数値が出る傾向があります。ということはStandardモードにすれば4ミリガウス以下を実現出来るかも知れません。(何とか4ミリガウス以下を出そうと頑張ってる自分がいました^^;)
やりました!4ミリガウス以下です。測定モードをStandardモードにして(赤丸の部分)なんとか4ミリガウス以下を実現できました。
メーカーさんごめんなさい。嘘では無かったですね。
訂正します。「6.6cmまで頭に近付けても安心の超低電磁波(4ミリガウス以下)」は誇大表示ではありません。本当です。

低電磁波の理由は吹出し口付近に搭載されている蜂の巣構造のセラミックのおかげだと思ったのですが、パッケージには以下のように記載されており、これが電磁波を抑え込んでいるのかどうかは分かりません。取扱説明書にも詳細な記載はありませんでした。

蜂の巣構造の特殊セラミック
大量の遠赤外線を放出する特殊なセラミックが、これまでなし得なかった美髪効果を発揮します。

磁性セラミックス(フェライト)であればモーターやスピーカーのノイズ対策に使われるので、電磁波シールドの効果を発揮している可能性はありますが、詳細は不明です。

3.持ち手部分の電磁波

最後によりモーター部分に近い持ち手部分の電磁波を測定してみます。
うーん、残念ながら持ち手に関してはどちらも100mG超えです。
測定可能の100mGを超えてエラー表示になってます。持ち手部分は低電磁波ではありませんでした。

持ち手部分:100mG(ミリガウス)以上

持ち手部分:100mG(ミリガウス)以上

それでは持ち手部分は実際どれくらいの電磁波強度なのかをより高性能な電磁波測定器に変えて測定してみました。
100.3mGでしたので持ち手部分は約100mGということになります。

持ち手部分:100.3mG

まとめ

低電磁波ドライヤーは確かに通常のドライヤーより低電磁波であることが確認出来ました。
パッケージに記載の「6.6cmまで頭に近付けても安心の超低電磁波(4ミリガウス以下)」はノズルを付けて、周波数60Hzに固定した測定モードで再現することが出来ました。頭部への電磁波の影響が気になる方にはおすすめのドライヤーと言えるでしょう。
また、電磁波は距離の二乗に比例して減衰しますので、吹出し口から距離を離せば離すほど電磁波の影響は減衰します。しかし乾きが遅くなって長時間使えば、電磁波の影響は電磁波強度×時間なので結局同じような結果となってしまいます。「距離を離して短時間で」を心がければ良いと思います。
また、持ち手部分は100ミリガウス超えとなっておりましたので、手への影響も気にかかります。持ち手部分も低電磁波という商品があれば良いのにとは思いました。

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by macco