どこの家庭でもそうだろうが、6月の我が家の電気代は1年をとおして最も少ない月のひとつだ。暑くなればまたエアコン代がプラスされて電気代も一気に跳ね上がってしまう。(T_T)
そこでふと思ったのだが、電気を沢山使うと分電盤からの電磁波もそれに比例して電磁波レベルは高くなるのだろうか?
早速、電磁波測定器のトリフィールドメーター100XEを使って調べてみた。
実験するために、家人が全員出計らって誰も居ない状態(電気を消費しない時間帯)と夜のテレビやシーリングライトや無理やりにエアコンまで付けてドライヤーもかけっぱなしで電力を全力で(ちょっと韻踏んだ?)使った状態とで比較してみた。
分電盤に頭を密着させる人はそうそう居ないであろうから、密着時のデータに加えて50cmの距離をとった場合も測定してみた。
電気を使っていない環境下では
分電盤直下で約4mG。欧米では2~4mGをガイドラインとしているそうなのでギリセーフといったところか。
次に通常の生活環境下を想定して分電盤から50cmの距離をとって測定しみました。こんな感じです。
大人が分電盤直下に立てば距離は20~30cmぐらいですが、横方向への距離も考慮して50cmとしました。
以下が電力消費が少ない状態での50cm離れた場合です。
一気に減衰しました。測定器のレンジは0-3mGの詳細モードに設定してますので真ん中の数値を読み取ります。
0.6mG程ですから、50cm離れるだけで-3.4mGと七分の一程度まで減衰します。この程度であれば全然心配無いレベルです。
電気を使うとどうなるのだろうか。
さて、次に電力を全力で使うと(ちょっと気に入ってる)どうなるのでしょうか。
あ!、一気に25mGまで上がりました。(測定器のレンジは0-100mGに設定しているので、一番上の数値を読み取ります。)
でも、50cm離れればかなり減衰するはずです。どうでしょうか。
なんと0.8mGと密着時の3%程度しかありません。予想以上の減衰です。電磁波の影響は距離の二乗に反比例すると言われますが、想定以上の減衰にびっくりです。
まとめ
今回、分電盤からの電磁波を測定するにあたって、電力消費の少ない状態と多い状態を想定し、それぞれを密着時と50cm離れた場合とで測定してみました。
密着時での電磁波強度は5倍程度上がったにもかかわらず、50cm離れれば0.6mGと0.8mGの違いしかなく、ほぼ影響は無いと言っていいと思います。
高身長の方は出かける時や帰宅時は頭部は分電盤に相当近づくとは思いますが、通常の生活においてはそれほど気にすることは無いと思いました。
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