異常な暑さで記録に残るであろう2018年の夏。エアコン無しでの生活はもはやあり得なくなりました。そこで今回はエアコンの吹出し口と室外機の電磁波を測定してみたいと思います。
使用した電磁波測定器
トリフィールドメーターTF2
トリフィールドメーターTF2を使って調べていきます。
今回は周波数加重モードの磁場(ガウス)を調べましょう。
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電磁波測定器トリフィールドメーターTF2の詳細
NEWトリフィールドメーターTF2のレビュー
エアコン各所の測定
100Vと200Vの2台のエアコンを測定対象とした。メーカーや年式によって若干の違いはあるかも知れないが、エアコンの構造自体に大きな違いは無いので参考にしていただきたい。
ただ、最新型の自動お掃除機能などはモーターや電子部品が追加されていると思われるので、今回測定した物よりは高くなる可能性はあると思われる。
1.パナソニック CS-22PKH-W (100V)
吹出し口密着
青い丸で囲った数値が瞬間値で赤丸がその前後数秒間での最高値となります。
密着状態で0.3~0.4mGと気にするほどの数値ではありませんでした。
吹出し口から50cm
次に50cm離れた状態で測定してみました。通常の生活ではいくら近付いたとしてもこれくらいでしょう。
0.1~0.2mGと、この部屋で電磁波を発する機器が全く無い状態と同じなのでエアコンからの電磁波の影響は皆無と言って良いでしょう。
エアコン横側
エアコンの横にはファンを回すモーターがあるようで、18.3~24.5mGと非常に高い数値が出ました。
ちなみに反対側の左側は低い数値だったのでモーターは右側にだけ付いているようです。
室外機
次に熱波に耐えながら室外機を測定してみます。
15.2.~22.6mGと室外機からは結構な電磁波が出ているようですが、作動中にこの場所に居ることは無いので別に高くても気にしません。
2.富士通ゼネラル AS40NPE-W(200V)
次に200Vのエアコンを測定してみます。電圧が高くなると電磁波も高くなるのでしょうか。上の100Vエアコンと同じ方法で調べていきましょう。
吹出し口密着
0.3~0.4mGなので100Vエアコンと全く同じでした。どうやら電圧が高いエアコンになっても電磁波もそれに比例して高くなるという訳ではなさそうです。
吹出し口から50cm
200Vエアコンの50cm離れた状態で0.2mGです。これもやはり100Vエアコンと同じで50cm離れればエアコンの電磁波の影響は皆無ですね。
エアコン横側
16.4~19.9mGと100Vエアコンよりも若干低い数値になってます。
結局、エアコンの電磁波は100Vと200Vの違いは無いということで結論付けましょう。
室外機
最後に室外機です。29.6~34.5mGとこちらは100Vのエアコン室外機に比べると少し高くなりました。
まとめ
100V、200V関係なくエアコンの吹出し口密着状態でも0.3mGと非常に低い数値でした。
50cm離れれば電磁波の影響は無くなりましたので、通常の生活ではエアコンの電磁波は気にする必要はありません。
但し、モーターが内蔵されている横側は20mG程の高い数値が出ました。
室外機も20~30mGと比較的高い数値ではありますが、エアコン作動中に室外機に近付く人はいなので問題視する必要は無いでしょう。
今回紹介した新型トリフィールドメーターTF2のご購入はこちら。
寝室と壁を隔てたすぐの壁沿いに室外機を置いているのですが、
壁越しでは室外機の電磁波はどの程度になりますでしょうか。
機会がありましたら調べていただけたらうれしいです。