概要
導電布(金属繊維)とは、有機繊維の表面に極めて薄い金属をめっきした織物です。金属化繊維やめっき繊維という場合もあります。 近年エレクトロニクス産業の急速な発展によりパソコンや携帯電話などが普及し、私たちの生活は大変便利になってきました。その反面これらの電子機器から発せられる電磁波(電波)が、他の電子機器の動作に影響を及ぼす問題が発生しており、その対策が必要になってきています。
導電布(金属繊維)は、繊維の持つ「軽さ、薄さ、柔軟性、表面積が広い」といった特性と、金属が持つ「導電性、電磁波シールド性能、熱伝導性」などの特徴・機能を併せ持った素材です。 また、折り曲げ、ねじれる箇所では欠かせない「耐屈曲性、フィット性」を有しているところで、多種多様な場面で、電磁波対策用素材として用いられています。 (金属箔や金網などの安価な材料は屈曲、ねじれなどにより金属疲労が生じやすく、破損する場合がありますので注意が必要です。)
電磁波ノイズ対策手法としては、電磁波を遮断する方法や電磁波を吸収する方法などが挙げられ、その他にも設計段階で回路によって対策をとる手法などもありますが、 この導電布(金属繊維)は、電磁波を遮断(反射)させることにより対象物へのノイズを軽減させる材料です。
電気機器等から放出される不要な電磁波を抑える(エミッション)目的に、電気機器が電磁波に曝された際に影響を最小限に抑える(イミュニティ)目的にとEMC対策にご活用ください。
通常の布と同様に取り扱い出来ますので、ハサミで裁断したりノイズ源を包みこんだりすることが可能です。
構造
製造工程
精錬素材表面についてる、油剤、汚れをとる。
表面調整素材の表面をぬれやすくする。
触媒付与錫とパラジウムのコロイドを吸着させる。
活性化処理余分な錫を取り、触媒(Pd)を活性にする。
めっき工程金属イオン浴に漬け還元反応により素材表面に金属皮膜を形成する。
乾燥素材に残った水分を熱により気化させる。
検査外観検査と電気抵抗値の測定を行う。
表面調整素材の表面をぬれやすくする。
触媒付与錫とパラジウムのコロイドを吸着させる。
活性化処理余分な錫を取り、触媒(Pd)を活性にする。
めっき工程金属イオン浴に漬け還元反応により素材表面に金属皮膜を形成する。
乾燥素材に残った水分を熱により気化させる。
検査外観検査と電気抵抗値の測定を行う。
種類
ご注文
価格:9,000円/m(税込価格9,900円/m)
※ご注文は5m以上でお願い致します。