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ICNIRPガイドラインに対する相対比を求めて低周波磁界防護性能を評価しました

試験で用いているNardaSTS社製 ELT-400はICNIRPの時間軸評価法を世界で初めて実現した測定器です。IH安心エプロン各種を用いて、IH調理器から発生する磁界を10Hz〜400kHzの周波数範囲で磁束密度(μT)を測定し、ICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)が定めた公衆の暴露のガイドラインを100%として相対評価をしました。

EN50366規格ではIH調理器の測定距離を調理台側面から30cmとし、測定値も実効値で規定しておりますが、当社は実際に調理する距離は10cm前後が中心であるので、それらの距離でも測定し、測定値も実効値ではなくICNIRPが定めたより厳しいピーク値としました。

その結果、本試験に使用したIH調理器についてIH安心エプロンを着用しない場合でも調理台から20cm以上離れればガイドライン内(100%)でした。しかし、それ以上近づくとガイドラインをオーバーしました。IH安心エプロンを着用すると10cm以内でもほぼガイドラインを守れます。(以下の表の赤色の部分がICNIRPのガイドラインをオーバーしています。

※ここで表示しているICNIRP(%)は上記の測定方法で得た結果(磁束密度)を、ICNIRPの計算方法にて%表示したものです。
ICNIRPとは、WHO(世界保健機関)と公式的な関係を持つ大学の研究者や有識者によって構成された中立なNGO(非政府組織)で、WHO国際電磁界プロジェクトのパートナーとして活動しています。従って、企業寄りの団体ではありません。また、国際ガイドライン(ICNIRP)が定めるレベルを守っておれば電磁界の健康へのリスクを抑えることができる、と「電磁界のリスクに対する対話の確立 第1章 電磁界と公衆衛生」の中で、ガイドラインの有効性についての説明を、WHOは行っています。



※IH安心エプロンなし、人体ダミー内は空気にて測定
距離
密着
10cm
20cm
30cm
高さ(cm)
磁束密度(μT)
ICNIRP(%)
磁束密度(μT)
ICNIRP(%)
磁束密度(μT)
ICNIRP(%)
磁束密度(μT)
ICNIRP(%)
30
15.7
146
9.5
86
5.8
52
3.9
34
20
バスト
22.8
218
11.5
108
6.3
59
4.0
37
10
28.9
286
13.0
125
7.1
66
4.5
40
0
へそ
32.2
315
13.6
130
7.5
70
4.7
42
-10
32.3
315
13.9
132
7.5
70
4.7
42

※IH安心エプロンなし、人体ダミー内に食塩水(0.18%NaCl(aq))を充填して測定
距離
密着
10cm
20cm
30cm
高さ(cm)
磁束密度(μT)
ICNIRP(%)
磁束密度(μT)
ICNIRP(%)
磁束密度(μT)
ICNIRP(%)
磁束密度(μT)
ICNIRP(%)
30
14.4
134
8.5
78
5.4
48
3.8
32
20
バスト
19.3
183
9.9
93
5.8
53
3.8
34
10
24.5
241
11.3
108
6.3
59
4.1
36
0
へそ
28.9
282
12.8
121
7.0
65
4.4
40
-10
30.1
290
13.2
125
7.1
65
4.4
40

※IH安心エプロンVIP着用、人体ダミー内に食塩水(0.18%NaCl(aq))を充填して測定
距離
密着
10cm
20cm
30cm
高さ(cm)
磁束密度(μT)
ICNIRP(%)
磁束密度(μT)
ICNIRP(%)
磁束密度(μT)
ICNIRP(%)
磁束密度(μT)
ICNIRP(%)
30
12.4
127
8.1
80
5.3
51
3.7
33
20
バスト
13.3
142
8.2
85
5.1
51
3.6
34
10
11.3
122
6.6
70
4.3
42
2.9
28
0
へそ
11.7
129
6.7
70
4.1
42
2.9
27
-10
18.8
195
10
98
5.9
55
3.8
35

※IH安心エプロンスタンダード着用、人体ダミー内に食塩水(0.18%NaCl(aq))を充填して測定
距離
密着
10cm
20cm
30cm
高さ(cm)
磁束密度(μT)
ICNIRP(%)
磁束密度(μT)
ICNIRP(%)
磁束密度(μT)
ICNIRP(%)
磁束密度(μT)
ICNIRP(%)
30
11.6
119
7.8
78
5.2
50
3.7
34
20
バスト
12.3
135
7.8
81
5.1
51
3.5
33
10
10.8
120
6.5
69
4.2
42
2.9
28
0
へそ
12.2
132
6.9
70
4.3
42
2.9
27
-10
19.4
199
10.4
100
6.1
56
4.0
36

※IH安心エプロンパーソナル着用、人体ダミー内に食塩水(0.18%NaCl(aq))を充填して測定
距離
密着
10cm
20cm
30cm
高さ(cm)
磁束密度(μT)
ICNIRP(%)
磁束密度(μT)
ICNIRP(%)
磁束密度(μT)
ICNIRP(%)
磁束密度(μT)
ICNIRP(%)
30
12.0
120
7.8
76
5.1
49
3.6
32
20
バスト
12.4
129
7.8
79
5.1
49
3.5
33
10
11.7
121
7.0
70
4.5
44
3.2
29
0
へそ
13.7
147
7.7
78
4.6
45
3.2
29
-10
20.9
218
10.8
106
6.2
59
4.1
37
※上記測定データは大阪府立産業技術総合研究所が試験を委託し、報告を受けたものです。

低周波電磁波防護測定結果について

以上の測定データから磁界により体内に生じる誘導電流は腹部において大きくなることがわかります。IH安心エプロンは腹部を中心にカバーするように設計されています。

IARC(国際がん研究機関)ではこれらの極低周波磁界をカテゴリー2B(人に対して発ガン性がある可能性がある)にリストアップしています。

また、IH安心エプロンを着用しても、IH調理器(IHクッキングヒーター)に密着するとICNIRPのガイドラインをオーバーするので、できるだけ10cm以内に近づかない方が良いといえます。

市販の他の電磁波防護製品で同様の試験を行いましたが、IH調理器に対する電磁波防護性能はありませんでした。IH安心エプロンは世界で初めてIH調理器の電磁波防護に成功した市販製品です。


測定結果についてのよくある質問

質問
高さ30〜10センチにおいては、VIPよりもパーソナル・スタンダードの方が数値が低いのはどうしてですか?
回答
高さ30cmはEMSパッドが無い位置ですから、どのエプロンでも数値は変わりません。 2%は測定時の誤差の範囲です。
高さ10〜20cmに関しましては、電磁波(ここで言う電磁波は低周波磁界のことです)の発生源から距離がありますと、電磁波の回り込みが大きくなり、素材のシールド性能より素材が人体を被う面積が重要になります。 その結果、素材のシールド性能が大きくても実際の人体電磁波暴露量に大きな変化がでません。
同じ理由でIHの調理台側面から20cm以上離れるとIH安心エプロンの電磁波人体防護の性能があまり無いのがこのデータから分かります。
当社のIH安心エプロンの性能はICNIRPガイドラインをできるだけ下回ることを目的としています。通常の調理姿勢である、調理台から10cmの以内の位置でできるだけ大きな性能を発揮できるように設計しています。
距離が離れても電磁波の人体暴露を大きく減らそうとするなら、電磁波シールド材で人体の大部分を覆い隠さなければなりません。そうなると日常生活で使用するには不適切な宇宙服のようなものになってしまいます。
そういった理由で、当社のIH安心エプロンはIH調理器専門のエプロンであって、OAや家電、送電線から出る電磁波防護エプロンとしての性能はないと言えます。
ただし、OAや家電、送電線から発生する電磁波は非常に小さいもので、IH調理器と比べると千分の一から百分の一のエネルギーしかありません。




質問
パーソナルはスタンダードと同じ3層構造ですが、スタンダードは高さが-10の時はICNIRPの測定値が100%なのに対し、パーソナルは106%と基準をオーバーしています。大きさ以外に何か違いがあるのでしょうか。
回答
スタンダードに使用しているEMSパッドの面積はパーソナルの2倍あります。
面積の大きさが性能差になります。覆う面積が2倍になってやっと防護性能が6%上がるだけです。
電磁波から人体防護するのがどれだけたいへんであるかご理解いただけるかと思います。





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